以前より
気になる画家
終了間近の
吉田博木版画展
を見るべく
潮の香りを
感じながら
静岡県熱海市にある
MOA美術館へ
急坂を上り
辿り着く
版画は
見慣れた
リバーサルフィルムの
写真などからすると
淡い濃淡
淡い中でも鮮明な
光と影
作家の
目を通して見えた
風景の版画
作られた世界
作品は
大正末期から
昭和の初期が
主だったか
緻密で
繊細な世界に
失われてしまった風景に
引き込まれる
一度目は
ガラスに張り付いて
戻って二度目は
引いて眺める
私の目には
2メーターくらい離れたとき
一番綺麗に見えた
敷地内の
花の茶屋での食事は
桃山御膳 桜えびを
頂いた